今週3年生の学生達は研究の中間発表会(7月11日5限、6限)を控え社会人の方から多くのことを学びました。普段とは違う雰囲気で緊張もありましたが、非常に多くの刺激を受け今後の課題と向き合うことができたと感じます。現在3年生は3つのグループに分かれ活動しています。3チームともそれぞれ障がい者スポーツ、伝統工芸、中学の部活顧問問題とテーマは異なりますが、想いは同じで社会の課題をマーケティングで解決することを目標に日々研究に勤しんでいます。
 
 7月5日(火)には朝日新聞スポーツ部でパラリンピックやサッカーをご担当されている後藤太輔記者から障がい者スポーツの魅力やスポーツが持つ力、トップアスリートの影響力、そしてそれを非常に意識して行動している若いアメリカのトップアスリートの社会貢献など現場を取材されている方ならではのお話を聞き、私自身も非常に刺激を受けました。また、ゼミ生がこれから企画しようとしていることについても専門家のお立場から詳細にアドバイスを頂き非常にあり難かったです。
 中でもリオパラリンピック車椅子バスケットの高校生の日本代表の鳥海選手の保育園時代に映像には目を見張りました。この話を書くとかなり長くなりそうなので後藤さんからお聞きした数々の話はまた別に書きたいと思います。後藤さんは朝日の記者という立場を離れ個人的に社会の問題をスポーツで解決するということをメインテーマにされているそうで、とても魅力的な方でした。

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 朝日新聞の後藤記者から熱心に学ぶ学生達。左の画面は鳥海選手



 そして昨日は、良品計画顧問の中田晢夫氏にお出でいただき、最初は商品企画の実際やアイディアの源泉、新しい価値の創造などのお話をしていただきました。デザインとは設計であり、装飾ではない。無印はデザインの力で社会を良くしたいと考えているようです。私達のマーケティングで社会を変えたいにまさに結びつきます。中でも学生には徹底して誰に対して、何を提供して、どう伝えるのかを深堀することの重要性を実例を交えお話しいただきました。

 特に、マーケットを観察し五感で感じ、商品は凝視すること。商品は(それを使うと)どんな気持ちにさせるのかが大事。虫の目と鳥の目を持つこと。奥が深いです。

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 最後に学生に社会に出て重要なのは、フットワーク、人としての優しさ、ストレス耐性の3つであるというお話をしてくださいました。特にストレス耐性については、昔無印の自転車(プロトタイプのみであとはパーツをつけるタイプのもの)を開発した時に役員たち全員から反対された。そういう状況で逆にいけると思った。なぜなら反対するのはその人の辞書にないからで、前例のないもの、ないことだから新しいという確信を持てたと。

 学生達はこの話に身を乗り出していました。4年生に聞かせてあげたかったなと思いました。恐れずに挑戦することの重要性、思い切ってやればよいという若い人へのエールです。終わった後、学生達があんな人の下で働きたい、キラキラしていたと話していました。ちなみに私の元上司ですクリエイティブでいつまでも若々しいです。

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 伝統工芸班は現段階でのプレゼンを行いコメントをもらいました。
 大槌町の刺し子の職人の方々がMUJIのパリ、ロンドン、ミラノでワークショップを開いたら凄い行列が
できたそうです。


 最後に私が大学院で「マーケティング研究」を教えている社会人大学院生の方に現段階のプレゼンを見て頂きました。元々、税務と会計の院生の方なので逆に鋭い突っ込みが。しかし、全く違う視点からの質問も多く大変有意義な時間となりました。お忙しい時にも関わらず遅くまで残って熱心にアドバイス頂いて本当に感謝です。

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大きな視点からの質問、指摘が多く大変勉強になりました。


 今週はまさに社会人デーでした。マーケティングは生きた学問ですので机上の知識とともに社会経験の豊富な方々に学ぶことは学生達の成長にとっては欠かせないことです。これからも多くの方のご協力を得ながら成長していって欲しいものです。

 知人の皆さまには声をかけさせて頂くことも多いかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします